主にビルやアパートの屋上などに行われる防水工事がシート防水で、塩化ビニル樹脂やゴムで出来たシートを固定する事により水の浸入を防ぎます。
シート防水は2種類の工法があり、専用の接着剤でシートを固定する接着工法は、下地を乾燥させる必要がある代わりにシートが下地に接着される事により風に強いです。
対して機械的固定工法はシートを鋼板やビスで固定する手法で、下地の強度には注意が要りますがそれ以外の下地の影響を受けにくい上により短期間で行えます。
シート防水全体の利点の一つは耐久性に優れていることで、シートの材料により差はありますが耐用年数は最大で15年ほどです。もう一つは、シートを扱うため広い面積をムラなくかつ短時間で施工ができる点です。
ビルやアパートのような大きな建物に防水工事を施す際には、該当箇所の状態や環境を確認し、適切なシートと工法を決定いたします。
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