アスファルト製のシートを張り合わせるアスファルト防水は大正時代から利用されている歴史の長い工法です。
シートを重ねていく事により生まれる高い防水性と耐久性を誇る上に耐用年数が約20年と特に長く、現在も利用され続けています。アスファルト防水の工法は主に3種類で、高温で溶かしたアスファルトを利用して防水シートを張る熱工法と、バーナーでシートの裏側にあるアスファルトを炙りながら貼り付けるトーチ工法、そして常温でも利用できるシートを使った常温粘着法があります。
熱工法は臭いや煙が出る上に設備が大きいため狭い場所の工事には適さない代わりに、特に高い防水性を発揮します。トーチ工法は大型の設備を使わずに高い防水性を誇るものの、職人の技術にできが左右されます。常温粘着法は高温での作業を行わないので場所を選ばず利用できますが、他の2つの工法と比べて防水効果が劣ってしまいます。
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