塗膜防水は現在最も主流な防水工事と言われている工法で、液状の防水塗料を塗り化学反応によって膜が形成されて防水します。
液体の材料を使用するため、排水溝のような複雑な形状でも工事が可能なのに加え、継ぎ目ができず水の浸入する隙間ができません。工法は大きく2つあり、中でもウレタン防水は主流の工法です。
ウレタン樹脂は弾力があるため、ひび割れに塗膜が密着して隙間を作らないのがメリットで、陸屋根のリフォームによく使われます。もう一つのFRP防水はガラス繊維強化プラスチックを用いた工法で、強度が高く曲げても割れないほか、上を歩いても問題ありません。
塗料が速乾性のためウレタン防水と比べて短い工期で仕上げられるのもメリットで、屋上駐車場や木造住宅のバルコニーなどに利用されています。どちらの材料も塗料が乾くのを待つぶん時間がかかりますがおよそ5年ごとにトップコートを塗り替える事で長期間効果を持続させられます。
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